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<第50回>これからのマネージャーに必要なこと

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<第50回>これからのマネージャーに必要なこと

2015年11月2日 高松にて

この日の13時~17時、高松市で「人材育成相談会」が開催されました(新居浜市本社のアビリティーセンターが主催)。参加者は、香川県や愛媛県に本社を置く主要企業の人事教育部門の方々でした。業種は金融、メーカー、IT、販売、サービスと様々。講義のデモンストレーション、体験プログラム、意見交換と、半日を通してとても熱心な参加姿勢が印象的でした。参加者の方々の目的は、主に来年度以降の研修計画のための情報収集でした。

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新人若手向け講義のデモンストレーション
(アビリティーセンターの小濱講師)


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これからの企業内研修のあり方を提案
(アビリティーセンターの江渕部長)


私はこの日、ゲストスピーカーとして参加し、管理職やグループリーダーに求められる行動をテーマにしたプログラムをご紹介しました。

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「リーダーに求められる15の行動」を講義
ディスカッションやショートケーススタディを実施


では、これからの時代、どのようなマネージャー(部課長、グループリーダーなど)が必要とされるのでしょうか。この相談会でも触れましたが、大切なことを3つ挙げてみます。

1.「チームの将来像」を示すことができる

上層部から割り振られた数値目標を部下に課すだけのマネージャーが、どこまで部下の心を掴むことができるでしょうか。組織としてのノルマは果たすとしても、その先にある価値は何か。それは誰かへの貢献の実現、成し遂げられた仕事の意義、メンバーと共に掲げた共通の思いやゴール。そのような「チームビジョン」を構想し、言葉と行動で示すことができるマネージャーになりたいものです。

2.「試行錯誤」を繰りかえす

この“読めない時代”にできることは何かと聞かれたら、「試行錯誤」と言うしかないかもしれません。仮説を立ててやってみる、致命的にはならない小さな失敗からチームとして学習する、そうやって正解や成功に近づいていく。失敗が表出するのを恐れ、失敗した部下を咎めるタイプのマネージャーには、それがなかなかできません。「まずは動いてみよう」、「うまくいかないけど少し見えてきたね」、「よし勝負に出よう」といったリズムが大事ですね。

3.部下と「本当の信頼関係」を築く

「うちのマネージャーの言うことはいつも正しい」、と部下に思ってもらう必要は少しもありません。この変化の時代にそれは不可能に近いことですから。それよりも、「うちのマネージャーが言うことは、いつもそれがあの人の本心だ」と思ってもらう方が大事だと思います。ほかにもあります。「利己的に考える人ではない」、「立場の力だけで人に接するような人ではない」など。今の時代の部下は「ちゃんとした人かどうか」を見ているような気がします。

 
サイコム・ブレインズ株式会社 取締役会長  鳥居 勝幸
 
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by cicombrains_news | 2015-11-05 16:53 | 鳥居勝幸の研修紀行