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<第34回> 大分県医療ソーシャルワーカー協会主催:リーダーシップ研修

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<第34回> 大分県医療ソーシャルワーカー協会主催:リーダーシップ研修

10月28日 大分にて

大分県医療ソーシャルワーカー協会主催のリーダーシップ研修に行ってきました。
日曜日を丸一日使う研修でしたが、参加した皆さんは朝から意欲的にプログラムに取り組み、熱くて濃い一日となりました。

医療ソーシャルワーカー(MSW)は通常病院に勤務し、患者さんが地域や家庭において自立した生活を送ることができるよう様々な問題の解決を援助しています。
厚生労働省から出ている業務指針は次の6種類です。

 1. 療養中の心理的・社会的問題の解決調整援助
 2. 退院援助
 3. 社会復帰援助
 4. 受診・受療援助
 5. 経済的問題の解決調整援助
 6. 地域活動

このような活動を行っているMSWには、様々な専門知識やその場での判断力が求められます。
それらの専門性をフルに生かすために欠かせないのがコミュニケーション能力です。
影響力を発揮するべき相手は患者さんやご家族だけではありません。MSWメンバー間、院内の他部署、地域の福祉施設など、コミュニケートする対象は360度です。
あるときは面談によって相手に自分の課題に気づいてもらい、あるときはミーティングでリーダーシップを取る…。相手の感情面をケアしながらも論理性がなくてはなりません。
MSWの仕事そのものが、高度なコミュニケーション能力によって成り立っていると感じました。
この研修では参加者一人ひとりが自己のリーダーシップにおける課題(傾向)に気づくことができました。
とても素晴らしい感度をお持ちの皆さんでした。


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右から、本研修にあたってお世話頂いた新別府病院人工関節センター長 近藤誠先生、
主催者である大分県医療ソーシャルワーカー協会 野上美智子会長、同協会 甲斐亮太副会長


MSWは高齢化していく社会のためにも、また病院経営のためにも、ますます重要な役割を果たすことでしょう。
本日のような意欲的なMSWが増えていくことを心から望んでいます。

鳥居勝幸

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by cicombrains_news | 2012-10-31 17:39 | 鳥居勝幸の研修紀行